2017年6月9日金曜日

【ルークトゥンモーラム通信】新生タカテーン「ラムシン」チョンラダーが始動開始!

◆タカテーン・チョンラダー+ラムシンで新たな化学反応が起こるでしょうか?


「ようやくか」というのが正直な感想です。

Grammy Goldから放たれた新たな刺客、それがこのラムシン・スタイルによるタカテーン・チョンラダーの新曲でした。

タカテーンとペット・サハラットというビッグカップルの交際が伝えられたのが、今からちょうど1年前。その後2人は無事結婚しました。

タイ音楽ファンとしては、歌手と作家やプロデューサーとしても才能がある2人がくっつけば、期待したくなるのがその2人が組んだ新たな展開でしょう。

しかし、YouTubeやFacebookなどではペットが弾くギターをバックに歌うタカテーンが見られたりしたのですが、タカテーンはGrammy Gold、ペットはトップライン・ダイアモンドという別々の会社に所属していた為、オフィシャルでのコラボレーションというのはなかなか実現しませんでした。

◆SNSでは2人の仲むつまじい写真が今も度々アップされています。


やはり別会社だといろいろ障害があって難しいのか、と思っていた時に入って来た今回の情報。それを知った時に出て来た素直な感想が冒頭の言葉でした。

ただ、大ヒットメーカーvsトップ歌手という組み合わせだけあって、完成した曲は当然ながらクオリティーの高いものになりました。

◆ตั๊กแตน ชลดา(タカテーン・チョンラダー)/ไหง่ง่อง(ガイ・ゴーン)



作詞・作曲がペット・サハラット、アレンジはプレーウプラーウ・セントーンの「プア・パイ」やモッデーン・ヂラーポンの「ノーン・トゥーン・クワーイ」などのアレンジを担当してきたテーク・コンサーン先生とペットという、トップラインから数々のヒット曲を放って来たコンビなので、サウンドはトップライン臭が充満しています。

それにつられてか、MVの作りもコンサート+オカマというよくトップラインが使っているパターンになっています。

ラムシンはダンスミュージックなので、定型があり、この曲もそれに則っているので、新鮮味には欠けますが、タカテーンが歌っているという意外性はありますし、個人的には結構好きです。

ちなみにタイトルの「ガイ・ゴーン(ไหง่ง่อง)」は、イサーン語で「巻き上がる粉塵」という意味です。

ラムシンのコンサートは空き地で、地面は舗装されていない所でやる事が多々あります。そんな場所で皆が踊っていると、粉塵が巻き起こって大変なことになります。そこから、このタイトルが付けられたのではないでしょうか。



結婚後も旧来のスロー中心の歌謡路線を続けていた為、新しいファンを取り込むことが出来なくなっていたタカテーンにとっては、この曲によってこれまでとはまた違う層のファンが増えるのではないかという期待もあります。でもそれは、この路線を継続していくというのが大前提ですが。

出来ればヒットしてほしいと思うものの、この曲がヒットするかどうかという事についてはひとつ不安な事があります。それは、Grammy Goldからリリースされている曲なので、他の歌手がステージで歌いづらいという事です。

もしGrammyに断りも無くステージで歌ったりすると、Grammyから使用料の取立て、あるいは勝手に歌ったという警告が来る可能性があるからです。

そういった理由から、今ルークトゥンモーラムのコンサートでGrammyの曲がカヴァーされる機会というのは、決して無い訳ではありませんが、かなり少なくなっているのが実情です。

◆と思っていたら、モーラム楽団「ラビアップ・ワータシン」がさっそく歌っていました


しかし、ラムシンに限らずタイでのヒットの法則は、どれだけ多くの人にカヴァーされるかというのが、重要な要素になっています。

沢山の人に歌ってもらった方がよりヒットに近づきますが、それが出来ないと多くの人の耳に届く可能性も奪われてしまいます。

せっかく良い曲なので、ぜひヒットしてこの新しいスタイルのタカテーン・チョンラダーが出来るだけ長く続いてほしいと願ってやみません。

2017年5月25日木曜日

【タイフェスティバル2017東京】モーラム人間国宝も参加したタイ文化省舞踊団のステージ

◆ポー・チャラートノーイ・ソンスーム(ป.ฉลาดน้อย ส่งเสริม)先生(左)と、チャウィーワン・ダムヌーン(ฉวีวรรณ ดำเนิน)先生(右)

5月13、14日のタイフェスティバル2017東京は、前回お伝えしたバイトゥーイやイン・ティティカーン、Grammyの人気ポップス歌手達によるステージも大いに盛り上がったのですが、自分のようなモーラム好きにはもうひとつの大きな目的がありました。

それが、チャウィーワン・ダムヌーンさんとポー・チャラートノーイさんが参加したタイ文化省舞踊団のステージです。

この2人は今さら言うまでもなく、タイ王国が認めた人間国宝という、凄い存在の方々です。

2人とも日本へは既に何度も訪れているので、今回の来日はそれほど珍しいことではありませんでしたが、事前に発表されていたタイフェスのステージプログラムには名前の記載がなかったので、開催直前にお二人が来られるということを知った時は興奮しました。

◆プログラムには「タイ文化省舞踊団によるタイ舞踊」という記載しかありませんでした。

お二人が日本に来られるということを知ったのは、今回の舞踊団に参加していたメンバーがたまたまSNSでつながりがあって、彼がお二人と一緒に日本に来ると投稿したいたからでした。それを見なければ、確実にスルーしていたでしょうね。

この事をSNSでルークトゥン・モーラムに関心のある方たちにお伝えしたら、大きな反響があり、中には急遽この為に遠方から来た人が何人かいたほどでした。

初日の13日は残念ながら雨に祟られてしまい、しかも早い時間の出番だったので、しっかりと観る事が出来なかったのですが、14日は雨も上がり、時間もお昼頃とちょうど人が集まっていた時間帯だったので、多くの観客に観てもらえていました。

ただ、今回のステージは30分間の舞踊団の持ち時間の中で、お二人が歌われたのが5~6分という短い時間だったので、素晴らしい歌声を堪能できたというほどではありませんでしたが、それでもこの貴重な機会に立ち合えた事は本当にラッキーでした。

◆5月13日のタイ文化省舞踊団によるステージ







◆5月14日のステージから、チャウィーワンさんとポー・チャラートノーイさんの出演部分を抜粋した動画。


13日は雨のせいもあって、ステージ終了後に舞台裏に行ったのは自分と友人くらいしか居なかったのですが、14日は大勢の人が集まり、先ごろタイ音楽の本を出版されたSoi48のお二人も顔を見せていました。

◆14日ステージ終了後の舞台裏にて、今回バックを務めたメンバーたちと。


人間国宝という存在にも関わらず、非常に親切に接してくれたお二人。ポー・チャラートノーイ先生は「東京はとても良い所だ」と言ってくれていました。

そして、チャウィーワンさんにはひとつ確認したい事があったので、それを本人に直接聞くことが出来ました。

それは、最近Grammy Goldからデビューした歌手が、チャウィーワンさんの教え子であるという事。本人に確認した所、間違いないとの事でした。

その歌手の名前はウィアン・ノルモン(เวียง นฤมล)。先月発売された新人歌手を集めたコンピレーション「ノーンマイ・タイダーオ2」に彼女の歌が2曲収録されいます。

◆ウィアン・ノルモン

ウィアン・ノルモンの存在はGrammy Goldからデビューする前から知っていたのですが、まさかチャウィーワンさんの教え子だとは思いませんでした。

しかし、ウィアンのモーラムの素質から考えれば、それも納得できる事実です。モーラムの遺伝子は脈々と受け継がれておりますね。

◆เวียง นฤมล(ウィアン・ノルモン)/ฮักบ่ได้แต่ลืมอ้ายบ่ลง(ハック・ボ・ダイ・テー・ルーム・アーイ・ボ・ロン)


当初、今年のタイフェスは歌手のメンツから考えても、あまり行きたいという気持ちにならなかったのですが、人間国宝という凄い方たちが来てくれたおかげで、充実した二日間となりました。

この貴重な機会に立ち会えた方々は、本当にラッキーだったと思います。

2017年5月17日水曜日

【独占インタビュー】タイフェスティバル東京2017に出演のルークトゥン歌手を直撃取材

◆左からイン・ティティカーン、ゲンFlame、バイトゥーイ


5月13・14日、東京代々木公園にて行われたタイフェスティバル2017。

13日は残念ながら雨に祟られてしまい、例年のような多くの来場者ではなかったものの、14日は雨もあがり、歩くのもひと苦労なほどの大盛況となりました。

タイフェスと言えば、沢山のタイ料理が食べられることが楽しみの一つですが、音楽ファンにとってタイフェスは野外ステージでのコンサートが最大の目的です。

2017年はルークトゥンモーラムではバイトゥーイ、イン・ティティカーン、ゲンFlameの3人が選ばれた事はこのブログでもお伝えしておりましたが、今回はタイごはんとタイカルチャーの会を代表して、3人にインタビューが出来るというチャンスをいただきました。

◆5月12日のリハーサルの様子




実は、歌手にインタビューをするというのは自分にとっても初めての試みでしたので、あまり上手く出来ていない事はご了承いただきたいと思います。

また、当日与えられた時間は3人で10分でしたので、あまり深い事が聞けなかったのは残念です。

インタビューはそれぞれひとりずつさせていただきました。

■イン・ティティカーン(หญิง ธิติกานต์)


●昨年の大阪に続いて2年連続のタイフェスティバルの出演ですが、日本のファンはどうですか?

イン『日本のファンはみんな素敵です。すごく愛情を感じます。中にはタイに応援に来てくれる人もいたりして、タイ語も勉強してタイ語で話しかけてくれたりもします。一緒に歌ってくれる人もいたりするので、とても感動します。』

●インさんはお酒がお好きと聞きましたが、日本のお酒は飲みましたか?(後ろでバイトゥーイが爆笑している)

イン『(笑)そんな事ないですよ。歌手なので喉に影響しないよう、体調管理には気をつけています。ですので、普段はそんなに飲まないようにしています。日本のお酒はちょっと味見した程度ですけど、日本のお酒の中だったら焼酎が好きですね。飲むときは少しだけにしています。』

●インさんは19歳でデビューして今年で15年目になりますが、これからの目標はありますか?

イン『デビューしたのは21~22歳の頃ですので、今年で12年目になります。もし、将来、歌う事をやめたら、チェンマイに土地があるので、そこでお店を開いたりアパートを経営したりと、いろいろやりたい事はあります。』


■バイトゥーイ(ใบเตย อาร์สยาม)


●バイトゥーイさんは日本で歌うのは初めてですか?

バイトゥーイ『コンサートで歌うのは初めてです。ただ、日本には毎年遊びに来ていて、これまで札幌と大阪に行ったことがあります。』

●タイにも日本のファンが沢山応援に行っていると思いますが、日本のファンはどうですか?

バイトゥーイ『そうです、沢山応援に来てくれています。日本のファンは素敵ですね。(日本語で)カワイイ~、アイシテル。』

●日本ではどこかに遊びに行きましたか?その中で好きな場所は?

バイトゥーイ『東京には毎年遊びに来ていますし、北海道の札幌と大阪にも遊びに行きました。その中では大阪が好きです。』

●今、Ja R-Siamやラムヤイ・ハイトーンカムなどセクシーな歌手が人気ありますが、セクシー歌手の先駆けのバイトゥーイさんは今後もこの路線を続けて行く予定ですか?

バイトゥーイ『(笑)続けていきますよ。バイトゥーイのセクシーにはこの先も限界はありません。』

●新曲の予定は?

バイトゥーイ『来月(6月)、発表する予定です。』


■ゲンFlame(เก่ง วงเฟลม)


●日本のファンはどうですか?

ゲン『日本のファンはCDを持ってきてくれたりして、とても嬉しいです。』


●日本ではどこか遊びに行きましたか?

ゲン『今回、日本に来たのは初めてなのであまり行ってませんが、映画やテレビで日本の事を見ていたので、行きたい所は沢山あります。ただ、僕は日本の恋人が欲しいので、浅草寺には行って運命の人に巡り会えるよう、お祈りはしてきました。』

●日本の料理は食べたことがありますか?

ゲン『タイではよく食べています。特にラーメンが好きです。ラーメンを食べると、幸せな気持ちになれますね。』

◆5月14日のステージ









実は当初、インタビューはバイトゥーイとイン・ティティカーン2人だけの予定だったんですが、当日に急遽ゲンFlameも出来るという事になったんですが、リサーチ不足もあり、彼には内容の無い質問ばかりになってしまいました。

ちなみに、ゲンの名前の表記ですが、タイフェスのプログラムには「ゲン・ウォンフレイム」という記載になっていますけど、「ウォン」はグループを意味する言葉なので、正式にバンド名で使われている訳ではありません。ですので、ここでは「ゲンFlame」と表記しました(例えば「カラバオ」がタイ語で「วงคาราบาว」と表記されていても、日本語でいちいち「ウォン・カラバオ」と書かないのと一緒です)。

インタビュー自体が初めてという事もあったのと、時間が10分と限られていたこともあり、思うように行かなかったのは事実ですが、勉強になる良いチャンスをもらえたと思います。

そういえば、12日のリハーサルの時、イン・ティティカーンが予定していなかった「OKパッ」と「ラック・トン・プート」を歌わされることになり、慌ててスマホで歌詞を確認しておりましたが、本番ではカンペなしにしっかり歌っていました。ただ、「ラック・トン・プート」は歌っていませんでしたけど。

今年も盛り上がったタイフェスのコンサート。来年は誰が来るんでしょうね。

最後に、このインタビュー為に協力してくれた沢山の方々に感謝します。ありがとうございました。

Special Thanks to Khun Poo, Mr.Soihiro, Mr.Onoman, Nong Ae.

2017年5月10日水曜日

【タイフェス東京2017に出演するルークトゥン歌手】(2)イン・ティティカーン

◆หญิง ธิติกานต์ อาร์สยาม(イン・ティティカーン)

5月13日(土)、14日(日)に東京・代々木で開催されるタイフェスティバル2017。

そこに出演するルークトゥン歌手について取り上げておりますが、前回取り上げたバイトゥーイと一緒に今回、日本に来てくれるもうひとりの歌手は、同じR-Siamのイン・ティティカーンです。

インは昨年、大阪のタイフェスティバルにも出演していますし、キャリアも長いので、既に日本のタイ音楽ファンには良く知られた存在ですので、改めて彼女の事を紹介するまでもないのですが、この機会に改めてインのキャリアを振り返ってみたいと思います。

まずは簡単なプロフィールです。

◆本名:ドゥアンヂャイ・タイタイソン(ดวงใจ ใต้ไธสง)

◆愛称:イン(หญิง)

◆生年月日:1983年10月8日

◆出身地:バンコク都トゥンクル地区

◆所属:R-Siam

彼女って、まだ33歳だったんですね(笑)。貫禄があるので、もうちょっと上かと思ってました。

そんなインがデビューしたのが2002年。19歳の時でした。その時はまだイン・ティティカーンという名前ではなく、イン・ドゥアンヂャイという名前でのデビューでした。

◆イン、幻のデビューアルバム「ラック・コン・ウアン」

最近のタイの音楽界では若くしてデビューする歌手が多いですので、19歳でのデビューというのは、今の感覚では結構遅い方ですね。

しかし、「太ってる人が好き」っていうタイトルは、今のインのイメージからだとかなり違和感があります。

その後、2002年にR-Siamに移籍して、1stアルバム「キアン・ドゥアイヂャイ・ロップ・ドゥアイ・ナムター」をリリースする訳ですが、この時点でもう今につながるインのスタイルというのは出来上がっておりました。

◆イン・ティティカーン/キアン・ドゥアイヂャイ・ロップ・ドゥアイ・ナムター



その後、2nd「マイ・ミー・ター・ヂャ・ボーク・ラック・クライ」(2003年)、3rd「プート・ルアン・ガオ・ヤー・ラオ・ルアン・フェーン」(2004年)、4th「クンヂェー・チーウィット、ケム・ティット・フアヂャイ」(2005年)と、1年毎にソロアルバムをコンスタントに発表していきました。

◆イン・ティティカーン/マイ・ミー・ター・ヂャ・ボーク・ラック・クライ



◆イン・ティティカーン/プート・ルアン・ガオ・ヤー・ラオ・ルアン・フェーン


中でも4枚目のアルバム「クンヂェー・チーウィット・・・」には、名曲「ナーム・タイ・カオ」、「ラック・サーム・サオ・ラオ・サーム・コン」という、インの代表曲が収録されているという意味でも、名盤と言えるものです。

◆イン・ティティカーン/ナーム・タイ・カオ


◆イン・ティティカーン/ラック・サーム・サオ・ラオ・サーム・コン


この時点で既にある程度の人気を獲得していたインですが、彼女の人気を決定付けたのは2009年にリリースしたカヴァーアルバム「プレーン・ラック・ヂャーク・ヂャイ・イン」に収録されていた曲「ヨーム・ヂャム・ノン・ファー・ディン」の大ヒットでしょう。

僕が初めてタイを訪れたこの年、いろんな所からこの曲が聞こえて来て、今でもこの曲を聴くとあの時の風景が思い出される、個人的も思い出深い曲です。

MVのストーリーも良く出来ていて、つい見入ってしまいますね。

◆イン・ティティカーン/ヨーム・ヂャム・ノン・ファー・ディン(オリジナル:ボーウィー)


その後、2010年に5枚目のオリジナルアルバム「タム・ネーン・テーン・クー・フェーン・ノイ」をリリースしますが、残念ながら2017年の時点でオリジナルアルバムはこれが最後となってしまっています。

◆イン・ティティカーン/タム・ネーン・テーン・クー・フェーン・ノイ


◆イン・ティティカーン/カータゴン・ディー・デン


ただ、カヴァーアルバムは「プレーン・ラック・ヂャーク・ヂャイ・イン2」(2011年)、「マーヤー・ヘン・クワーム・ラック」とリリースされていて、今や「カヴァーの女王」と言える存在になっています。

◆イン・ティティカーン/ゴート・チャン(オリジナル:ワルニー・スンタリーサワット)


◆イン・ティティカーン/アソンカイ(オリジナル:The SIS)


◆イン・ティティカーン/ハイ


インの特徴は、その若さに似合わない落ち着きと歌唱力の高さでしょう。

この記事に貼り付けた動画をご覧いただいてもお分かりのように、彼女の持ち歌はほとんどがスローテンポの曲です。

「カヴァーの女王」と同時に「バラードの女王」ともいえるイン・ティティカーン。これだけ、「歌」らしい歌を聴かせてくれる歌手というのは、日本にもそうそう居ません。

でも、歌だけ聴いていると近づきがたい雰囲気がありそうなイメージを持ってしまうと思いますが、実際はとてもフレンドリーで明るい性格です。

ステージでも明るいキャラで、結構しゃべります。そんなギャップがインの魅力の一つでもあります。

「本物の歌」を聴く事ができる貴重な機会の今年のタイフェス。ぜひ沢山の方に楽しんでいただきたいと思います。

2017年5月8日月曜日

【タイフェス東京2017に出演するルークトゥン歌手】(1)バイトゥーイ R-Siam

◆ใบเตย อาร์สยาม(バイトゥーイ R-Siam)

いよいよ、あと1週間後に迫って来ました、日本のタイイベントしては最大の規模を誇る、東京でのタイフェスティバル

18回目となる2017年も、タイから沢山の歌手が来てくれる事になっています。今年はルークトゥンからはバイトゥーイとイン・ティティカーンが選ばれました。

今まで東京のタイフェスティバルにはルークトゥン歌手は来ないと、タイ好きの間では実しやかに囁かれていましたが、去年タカテーンとパオが来た事をキッカケに、どうやらルークトゥン歌手もリストに入れてくれるようになったようです。

当ブログ的には2人とも守備範囲から外れている歌手ですが、良いキッカケですので、この機会に歌手としての2人の魅力を改めて探ってみたいと思います。

特にバイトゥーイは歌手としてより、セクシーアイコンとして世間に認められている感がありますので、ここではあくまでも「歌手」としての彼女にスポットを当てていきます。

まずはバイトゥーイの簡単なプロフィールです。

◆本名:スティーワン・タウィーシン(สุธีวัน ทวีสิน)

◆愛称:バイトゥーイ

◆生年月日:1988年3月24日

◆出身地:ソンクラー郡ハートヤイ州

◆所属:R-Siam

バイトゥーイって、もう29歳になっていたんですね(2017年5月現在)。月日が経つのは早いものです。

自分が彼女の存在を知ったのは、この曲からでした。

◆バイトゥーイ R-Siam/パーク・マイ・ヂャイ・キットゥン


今の彼女のイメージからは想像できない、清純な感じが良いいですね。確かこれが正式なデビュー曲だったはずです。6~7年前(2010年頃)だったでしょうか。

この路線でもう1曲ありました。

◆バイトゥーイ R-Siam/ダイ・ピアン・シット、コップ・マイ・ミー・シット・キット


バイトゥーイが変わったのは、この曲の後でした。「コヨーテ・カ・ピー」で、コヨーテスタイルを取り入れたのがキッカケでしたね。

◆バイトゥーイ R-Siam/コヨーテ・カ・ピー


この曲が好評だったのか、この後も引き続き同じ路線の曲を歌って、徐々にバイトゥーイの名前も世間に知れ渡っていきました。

◆バイトゥーイ R-Siam/サガット・ダーオユア


◆バイトゥーイ R-Siam/チェック・レーティン


そして、アルバムも1枚も制作されています。CD制作を止めてしまったR-Siamですので、この1枚は非常に貴重なものではないでしょうか。

◆アルバム「チェック・レーティン」


さらに、バイトゥーイの人気を決定付けたのは、ヒップホップグループ「3.2.1」とコラボレーションした曲「ラック・トン・プート(ネーンオック)」です。

この曲はYouTube再生回数1億回を超える大ヒットとなりましたし、バイトゥーイがMVの中でやっている胸を揺らすネーンオック・ダンスも流行りました。

◆3.2.1 Kamikaze feat. バイトゥーイ R-Siam/ラック・トン・プート(ネーンオック)


この曲はその後、タイ音楽業界で増えたポップス系歌手とルークトゥン歌手とのコラボレーション曲のキッカケになったという意味でも、エポックメイキングな曲と言えるでしょう。

◆ギプシー&バイトゥーイ/ヤー・マノー


◆チャーイ・ムアンシンfeat.バイトゥーイ、ヂャR-Siam/ミア・ピー・ミー・チュー


今やR-Siamの看板歌手といっても過言ではない存在になったバイトゥーイ。

その抜群のプロポーションからグラビアなどにも引っ張りだこですし、さらにドラマにも出演したり、たまにゴシップ紙をにぎわすなど、ルークトゥンだけでなく、タイの芸能界の重要なポジションにいる歌手です。

◆タイ版プレイボーイ2017年2月号から


◆バイトゥーイ R-Siam/ポッ(ヂャイ・マン・プリアオ)


◆バイトゥーイ R-Siam/ティット・ヌップ


◆バイトゥーイ R-Siam/グルップ・グルップ



そんなタイを代表する歌手ともいえるバイトゥーイですが、プライベートで何度か日本には来ているものの、人前で歌うのは初めてのはずです。

果たして、どんなステージを見せてくれるのでしょうか。楽しみです。

バイトゥーイ出演のタイムスケジュールは、13日が15:55~16:55、14日が13:35~14:35の予定です(進行の関係で多少前後する可能性あり)。

2017年5月2日火曜日

【魅惑のラムシン・ワールド#6】女性ラムシンの超新星:ペンナパー・ネープチット

◆ペンナパー・ネープチット(เพ็ญนภา แนบชิด)

ラムシンの世界は変化が激しい。

かつて、ラムシンではトップに君臨していたブアパン・タンソー(บัวผัน ทังโส)とシーヂャン・ウィーシー(ศรีจันทร์ วีสี)は、今は別々に活動しています。

◆ブアパンタンソー&シーヂャン・ウィーシー@ワット・サパーン(2015年7月25日)


2人はそれぞれ別のパートナーと組んでいて、ブアパンはボーム・タナッチャイ(บอม ธนัฐชัย)と、ソット・ナムチャイ(สด นำชัย)という若手男性歌手2人を引き連れて、連日各地でコンサートを行っています。

一方、シーヂャンの方はブアパンと別れた当初、ワチャラーポン・ソムスック(วัชราภรณ์ สมสุข)という中堅女性歌手、若手ラムシンペアのニッタヤー・サーラカーム(นิตยา สารคาม)&ヌン・パラーンチャイ(หนึ่ง พลาญชัย)と組んで1年ほど活動していましたが、今はそれも若干変わり、現在はまた違う編成になっています。

そこで新たに抜擢されたのが、ペンナパー・ネープチット(愛称はター)という若い女性ラムシン歌手です。

◆左からシーヂャン、ペンナパー、ヌン(2017年3月5日)


彼女の事に関してはそれまで全く知らなかったので、どれくらいの実力のある歌手かは未知数だったのですが、何はともあれまずはステージを観てみなければという事で、ハタイラート方面にあるマーケットでのコンサートに足を運んでみました。

初めて聴くペンナパーの歌は予想以上にしっかりしていて、結構歌える人という事が分かりました。

それもそのはずで、彼女は若手とはいえイサーンではそれなりに場数を踏んでいたようで、ラムシンのセンスもかなりあり、なかなかの逸材という印象を受けました。

◆2016年2月5日、タラート・ピマーミン(ハタイラート)にて。


◆ペンナパー・ネープチット@タラート・ピマーンミン(2017年2月5日)



ただ、この時はまだシーヂャンやヌンと組んで間もなかったという事もあったのか、動画を見返してもペンナパーは若干硬さが残っている感じはしますね。そういう事もあって、この時はまだ彼女の凄さを実感するまでには至りませんでした。

しかし、その1ヶ月後に観たライブではその辺の硬さも取れ、徐々に本領が発揮できるようになってきたようで、男性陣との息も合ってきていて、ペンナパーの良さが表れはじめていました。

◆2017年3月5日、ワット・サパーン(オンヌット)にて。


◆ペンナパー・ネープチット@ワット・サパーン(2017年3月5日)



ペンナパーの魅力はその歌唱力の確かさもありますが、何よりもインパクトと存在感のある声が素晴らしいです。それこそ、まさにラムシンにうってつけの声と言えるでしょう。

ルークトゥンを歌っても聴かせてくれますが、やはりモーラムを歌っている時にこそ彼女の真価が発揮されるのではないでしょうか。

それと、ちょっとやそっとの事ではぶれない佇まいも良いですね。若いはずなのに、ベテランのような落ち着きがあって、多少のトラブルでは全然慌てない所が頼もしいです。

踊っているだけでも見入ってしまう美しい踊り、それと抜群のスタイルとルックスもペンナパーの外せない魅力の一つです。

◆2017年3月11日、タラート・ナームデーン(サムットプラカーン)にて。


◆ペンナパー・ネープチット@タラート・ナームデーン(2017年3月11日)



彼女を観ていていつも思うのが、プレーウプラーウ・セーントーンに通じるスター性を持っているのではないか、という事です。

でも、プレーウプラーウよりもペンナパーの方が親しみやすい感じはしますね。それはまだ若いという事もありますし、まだまだこれからの人という事もあると思いますが、ファン対応なども丁寧にしてくれます。

◆2017年4月8日、タラート・キンコーン(バンプリー)にて。



◆ペンナパー・ネープチット@タラート・キンコーン-1(2017年4月8日)


◆ペンナパー・ネープチット@タラート・キンコーン-2(2017年4月8日)


◆ペンナパー・ネープチット@タラート・キンコーン-3(2017年4月8日)



ちなみに今、彼女はトップライン・ダイアモンドに所属していますが、その前はインディーからオリジナル曲も何曲かリリースしています。

まだ、トップラインからはオリジナル曲のリリースはありませんが、きっと近い将来作られるのではないでしょうか。

今でもペンナパーのファンは日を追う事に増えていっていますが、オリジナル曲が作られればさらに彼女のファンが多くなる事は間違いありません。

◆เพ็ญนภา แนบชิด(ペンナパー・ネープチット)/อ้อมกอด...ที่บ่เคยอุ่น(オーム・ゴート・ティー・ボ・クーイ・ウン)



◆เพ็ญนภา แนบชิด(ペンナパー・ネープチット)/อย่ามาชี้ข่อยเด้อ(ヤー・マー・チー・コイ・ドゥー)



ペンナパーが加入してから、シーヂャンたちのコンサートは確実に変わりましたし、観客も増えましてきました。

その点から考えても、シーヂャンのグループにとって彼女の存在は非常に大きいと言えます。

それに、新たな歌姫の出現で、我々モーラム・ファンにとっても、またコンサートを観に行く楽しみが増えました。