2017年9月25日月曜日

【総括モーラム2016-2017】イサーンガイドが選ぶ2016~2017のモーラム楽団ベスト10(2)


イサーンガイドが選ぶ2016~2017年のモーラム楽団ベスト10の続きでございます。

前回は6~10位までをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

【総括モーラム2016-2017】イサーンガイドが選ぶ2016~2017のモーラム楽団ベスト10(1)

今回は1~5位までの発表です。

ちなみに年号の表記の件ですが、なぜ2016~2017年と記載しているのか疑問に思う人もいるかもしれないので、説明しておきます。

タイの季節は大きく分けると雨季と乾季の2つの季節になっていて、おおよそ雨季は6~9月、乾季は10月~5月になります。

モーラム楽団は基本的に乾季に活動しているので、年をまたぐ訳です。ですので、シーズンの表記が2016~2017年となる訳です。ちなみに、新しいシーズンは2017~2018年となります。

それでは順位の発表です。


【No.5】モーラム・ヂャイグンローイ(หมอลำใจเกินร้อย)

ボーイ・シリチャイ率いるモーラム楽団「モーラム・ヂャイグンローイ」。

この楽団の個人的な印象は、非常に男目線ですが、綺麗どころが揃った楽団という感じです。

もちろん女性から観た場合でも、相当いい男どころが揃っているようで、自分が観た事のあるモーラム楽団の中でも、お金のマーライがもっともすごいのがこの楽団です。

なので、この順位なのも納得ですね。


前シーズンはあまり観られなかった楽団なので、今シーズンはもっと回数を観たい楽団のひとつです。




【No.4】シアンイサーン(เสียงอิสาน)

今さら言うまでもなく、イサーンでは知らない人がいない、モーラム楽団の最高峰。

マイタイやポーイファイがいた頃のような、存在感のある歌手が少なくなってしまったのは残念ですが、今は今なりの魅力がこの楽団にはあります。

モーラムのゴットマザー、ノックノーイ・ウライポンもまだまだ元気で、これからも何度も観たい楽団です。




【No.3】プラトム・バントゥンシン(ประถมบันเทิงศิลป์)

今、活動しているモーラム楽団の中では、スター歌手がもっとも多いのがこのプラトム・バントゥンシン。楽団立ち上げから60年の歴史を誇る楽団でもあります。

歌手達の存在感も去ることながら、演出なども含めて、そのスケールの大きさには圧倒されます。自分にとっては、モーラム楽団の面白さを教えてくれた楽団でもあります。

まだモーラム楽団を観た事がない人はこの辺りから入っていくのがおススメです。

現在のモーラムを代表する楽団のひとつ。




【No.2】シラピン・プータイ(ศิลปินภูไท)

自分が観たモーラム楽団の中では、全体のクオリティーが最高と思ったのが、このシラピン・プータイです。歌手・ダンス・バンド・ステージ全てにおいて、芸術的とも言える素晴らしさです。

楽団長のウィラポン・ウォンシン師の圧倒的な存在感と、師のイメージを具現化する楽団員達のポテンシャルは、数あるモーラム楽団の中でも群を抜いています。

日本の人たちにもぜひ観ていただきたい楽団です。






【No.1】ラビアップ・ワータシン(ระเบียบวาทะศิลป์)

プラトムもシラピン・プータイも素晴らしい楽団ですが、このラビアップ・ワータシンは総合的に今、最も充実している楽団と言えるでしょう。それがこの結果に現れていると思います。

自粛開けに行われた、パッタウィゴン・マーケットでのコンサートでは、会場のキャパシティを越える観客が集まり、大変な事になっていました。

今シーズンも素晴らしいステージを見せてくれるに違いありません。




最後にオマケですが、当ブログ管理人である私が、前シーズンに観たモーラム楽団のベスト10を勝手に選んでみました。

10.ラッタナシン・インタータイラート
9.ソムヂット・ボートーン
8.モーラム・ヂャイグンローイ
7.マイタイ・フアヂャイシン


6.エーム・アパサラー


5.ラビアップ・ワータシン
4.サーオノーイ・ペットバーンペーン
3.シアン・イサーン
2.プラトム・バントゥンシン
1.シラピン・プータイ

イサーンガイドの順位には入っていなかった、マイタイとエームですが、はっきり言ってカムプンとかよりかは全然良いと思うんですけどね。

日本に於けるモーラム楽団の認識というのは、まだ始まったばかりです。

しかし、確実にファンは増えていますし、分かり難いと思っていたこのジャンルが、意外と需要があるという事にビックリしていますし、同時に嬉しくもあります。

今シーズンはさらに沢山の人にモーラム楽団の事を知ってもらえるように、微力ではありますが、頑張って行きたいと思っています。

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